チマチョゴリ
チマチョゴリは朝鮮の民族衣装として国際的なイベントなどで目にすることがありますが、原色でとてもカラフルなものが自由に着られるようになったのは近年になってからのことです。朝鮮民族は「白衣民族」と自称してきただけに、昔は全身真っ白な服を身につけるのが常識でした。白い服で生活しながら、その白さを保ってより白い方が良いとされていました。こうした文化は、朝廷が色付きの服を庶民が着ることを制限しようと企んだことが起因となっています。
ただ、女性の場合は色付きの服に対しての制限が及ばず、年代などによってチマチョゴリの色が分類されました。
赤色・・・娘~未婚女性、花嫁
藍色・・・既婚女性、中年女性
あさぎ、灰色・・・老女
生成り・・・喪中の女性、老女
日本国内の朝鮮学校の女子生徒は、制服としてチマチョゴリが採用されています。
上半身は白く、スカート部分は黒いタイプのものです。1999年からは、このチマチョゴリの着用は任意になりました。現在の校則では、チマチョゴリを第一制服として、ブレザーを第二制服と定めていることが一般的で、校内ではチマチョゴリ、通学にはブレザーを使用します。本人や家族の希望で、チマチョゴリで通学することも可能ですが、安全上の問題からあまり通学シーンでは着用されていません。チマチョゴリを女子生徒だけに着用させるのは、男尊女卑だという声もあるようです。
北朝鮮ではこの色合いのチマチョゴリが、女性の正装となっています。